日本代表がワールドカップのグループリーグを突破し、決勝トーナメントに勝ち進んだことによって、毎日のように「団結力」や「チームプレイ」という言葉がテレビを通して聞かれるようになった。
サッカーがチームスポーツなのは言うまでもないことだが、単に団結力があれば勝てるほどヌルイものじゃないことも周知の事実だ。
じゃあ、団結って何よ?ということで調べてみると、
だん‐けつ【団結】
[名](スル)多くの人が共通の目的のために一つにまとまること。
となっている。
とはいえ、団結するだけじゃあ勝利は出来ないよなぁというわけで、
前提条件を考えてみると、
- 指揮官にそれなりの実績があり、言っていることに説得力がある(=1試合目に勝った)
- チームとして目指すべき方向性が明確(=ベスト4を目指す)
- 方向性を達成するための戦術が徹底されている(=ブロックを作って数人で囲んでボールを奪い、カウンター)
- 戦術にあった選手配置がなされている(=戦術を遂行できる選手が集められている)
- 選手個人個人が自分の役割を理解している(=戦術を遂行するには何をすべきなのかを理解している)
- プレイ中の課題に対して個別で対応できる力を持っている(=個人での打開力)
といったようないくつかの要素があって、団結ができる、団結することによって普段以上の力が出せるんではないかなぁと思った。言ってみれば、団結力を含めた総合力が高いほうが強いんじゃないかと。そういったチームは個を活かすことも出来るし、全体を活かすことも出来る。
要は適切なマネージメントと個々の能力が合わさって初めて団結した組織なりチームが構成できるんじゃないかと。そういう状態ならば1+1=2以上になる可能性を秘めてるんじゃないかなと。
これって、会社という組織にも言えるんじゃねぇかなぁというのが個人的意見で、指揮官にあたる上長が単なる伝書鳩だったり、個々人の能力が低かったり、目標が明確じゃなかったりすると、団結するのが難しくなり、グダグダな組織(=機能しない、一貫性のない組織)になりやすいんじゃないかと思う。
逆に会社としてやりたいことを末端までキチンと伝えきれるマネージメントが存在して、個々の能力が活かせるようなっていれば、より強い組織になるんだろうなと。
そういうチームを作れるようになりたいものです。
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